代表あいさつ

当社は、1998年（平成10年）10月に大学研究成果の技術移転機関として「関西ティー・エル・オー」の名称で産声を上げました。その後、2016年（平成28年）に京都大学の子会社となり、2019年（平成31年）に「TLO京都」と社名を改称して現在に至っており、今年で２５周年を迎えます。

この間、当社は大学と産業界との橋渡し役として、大学で生まれた研究成果を社会に還元する発明の実用化・事業化活動を推進し、産学連携・技術移転に関する実績を着実に積み上げて参りました。

大学で生まれる知的資源・発明は、社会の未来を変える原動力となります。社会の環境・構造が大きく変化する今、未来創造と社会課題の解決への取り組みが強く求められています。そのために必要な新たな事業・産業の創造、産業技術の向上、学術の進展に、大学の革新的な研究成果の産業界への技術移転の促進が益々重要になっています。研究成果の技術移転は、研究成果が叶える未来の設計図を当社が産業界に提案して産業界が未来をより豊かに変えることで完結する共同作業です。　

当社は、産業界が求める特許とは何かを常に追求し続け、特許を活用する最適な事業化パートナーを探し出し、社会実装に向けた共同作業を推進・深化していくことで、「新しい価値を創造し、世界を熱く」していきます。

皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

2023年7月

株式会社ＴＬＯ京都

代表取締役社長　佐治　英郎