発明の製品化事例

概要

バラタナゴ類の純系個体、交雑個体を安価に判別できる受託解析サービスが開始されます。

ニッポンバラタナゴは西日本に分布している淡水魚です。

現在、ニッポンバラタナゴは環境省レッドリストにおいて絶滅危惧ＩＡ類として取り扱われ、外来の近縁亜種であるタイリクバラタナゴとの交雑に伴う雑種化が問題となっています。

ニッポンバラタナゴ、タイリクバラタナゴ、及びその交雑個体は、形態が酷似しており、外見からの判別が困難です。

そのため、マイクロサテライトDNA、ミトコンドリアDNAなどの遺伝子解析によって判別されていますが、前者は高額かつ難易度の高い解析であり、後者はコストや労力は比較的低いものの、母系の遺伝子型しか解析できませんでした。

そこで安価かつ簡便に、核DNAとミトコンドリアDNA情報に基づき、高精度で純系個体と交雑個体を判別する方法が開発されました。