細胞種によらず、生理活性物質を効率的に細胞内へ輸送及び導入できます。
ペプチドや核酸、低分子化合物を細胞内へ導入する技術は、創薬研究、農芸化学、細胞イメージングなど幅広い分野で重要です。特に植物分野では、細胞内に目的物質を届けることができれば、基礎研究の発展に寄与するのみならず、植物の成長や有用化合物の生産を人為的に制御できる可能性があります。しかし、植物細胞は細胞壁と細胞膜という二つの障壁を持つため、多くの分子は自然には細胞内へ取り込まれません。また、従来の導入法は物理的・化学的に細胞へ大きなダメージを与えるうえ、植物種依存性が高く、操作が煩雑であるといった課題があります。
発明者らは、生理活性物質に本発明キャリア分子を結合させることで、細胞内への物質導入効率を飛躍的に向上させる技術を開発しました。モデル植物であるシロイヌナズナにおいて、本発明キャリアを結合させた環状ペプチドが植物細胞内へ導入され、細胞内で生理活性を発揮することを確認しました。さらに、当該環状ペプチドによって植物内の遺伝子発現が変化することも確かめられています(図1)。
⮚ 目的の細胞と"接触"することで植物細胞内へ取り込まれます。
植物へ吹きかける、表面に触れるといった方法で簡単に取り込ませることができます。
⮚ 様々な植物で利用できる可能性があります。
シロイヌナズナ、イネ等での導入を確認しています。
⮚ 様々な目的の物質の導入に応用できる技術です。
生理活性物質の導入により、環境応答、成長、二次代謝の制御等への応用が可能です。
![[8959]fig.1.png](https://www.tlo-kyoto.co.jp/patent/images/20b96c048d2b28eafe06c11518a6f2ea6cf13301.png)
![[8959]fig.2.png](https://www.tlo-kyoto.co.jp/patent/images/d950292fda6f221fcbe61408d2653f5cd0114a98.png)
| 開発段階 | ・複数の植物種で実験を実施中 |
|---|---|
| 希望の連携 | ・特許実施許諾 ・オプション ・共同研究 ※本発明は京都大学から特許出願中です。 |
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