粉砕または脱塩化水素前処理により、廃PVCをコークス用バインダーとして活用し、劣質・安価な石炭の利用可能性を広げます。
国内の廃プラスチックリサイクルではサーマルリサイクルが主流であり、ケミカルリサイクルの拡大が課題です。鉄鋼業では、化石資源使用量削減の観点から廃プラスチックのコークス原料化が期待されていますが、従来はコークス強度を損なわない添加量が1%程度に限られていました。
本発明者らは、PVCの熱分解で良質な炭素前駆体が形成される点に着目し、廃PVCを適切に粉砕、または熱分解前処理することで、製鉄用コークス製造用の優れたバインダーとして利用できることを見出しました。これにより、廃PVCの有効利用と、従来利用が難しかった劣質石炭のコークス原料化が期待されます。
➢ 廃PVCの高比率添加
小粒径(<300 μm)PVCを用いることで、30%添加時にもコークス強度の向上。
➢ 脱塩素とHCl回収
350℃程度の前処理によりPVCから塩素を除去し、高純度HClの回収も可能。
➢ 前処理により粉砕性の向上(廃PVCの粉砕工程不要)
前処理物は、手で触れば簡単に崩れるほど脆く、石炭との混合時に小粒径化。
➢ 原料炭の選択肢拡大
高いバインダー効果により、劣質・安価な石炭の活用可能性を拡大。
![[9084]fig.png](https://www.tlo-kyoto.co.jp/patent/images/%5B9084%5Dfig.png)
| 開発段階 | ・ラボ試験でコークス強度向上を確認 ・前処理による脱塩素およびHCl回収を確認 |
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| 希望の連携 | ・実施許諾契約 ・オプション契約 ・共同研究 ※本発明は京都大学から特許出願中です。 |
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