オルガノイド内部への血管網形成を効率的に誘導することができる装置です。
肝疾患の罹患率が国内外で上昇する中、既存の動物モデルは種差の問題や倫理的課題があるため、肝臓モデルの作製技術が求められています。一方、従来の肝臓オルガノイドは、肝実質細胞や非実質細胞を再現できるものの、内部に十分な血管網を構築することが困難であり、機能性や細胞生存率の維持が課題となってます。血管内皮細胞を混合培養し、血管網を形成する方法も検討されていますが、十分な血管構造や灌流性の構築には課題が残されています。
本発明者らは、生体内に近い力学的環境を再現し、従来は困難であったオルガノイド内部への血管網形成を効率的かつ優位に誘導できる培養方法を確立しました。さらに、この培養方法に基づき開発された培養装置(図1)によって、肝臓オルガノイド内部への血管網の構築を確認しました(図2,3)。血管網の構築は、酸素や物質の供給に加え、老廃物や薬物の輸送、細胞の成熟・機能維持、生体に近い構造の再現において重要です。本発明は、薬効評価・毒性評価だけでなく、肝炎ウイルスなどの感染症研究とそれに伴う薬剤評価、移植やMASH等のモデル作成にも繋がる技術です。
⮚熟練した技術を必要としません
スフェロイドを培養装置に播種し作製します(図1)。
⮚生体に近い肝臓オルガノイドの作製を確認
シングルセルRNA-seq解析により確認しています。


| 開発段階 | 生体に近い肝臓オルガノイドの作製を確認。 |
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| 希望の連携 | ・実施許諾 ・オプション(非独占/独占) ※本発明は京都大学から特許出願中です。 |
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