発明情報

もやもや病の発症リスクを予測する方法

もやもや病発症の原因となる遺伝子変異保有者に対する、もやもや病の発症を予測するための方法、キットです。

背景

もやもや病は、脳血管が狭窄して脳梗塞から脳出血を起こす希少難病です。発症原因となる遺伝子変異が同定されていますが、
その遺伝子変異の保有者のうちでも、もやもや病を発症する方と発症しない方がいます。そのため、その遺伝子変異をもつ家系の人々は、
自らがいつ発症するのか心配しつつ日々の生活を送っており、もやもや病の発症リスクを予測する技術が望まれていました。

発明概要と利点

本発明、もやもや病発症原因となる遺伝子変異保有者、血液等におけるGATA2 発現レベルを測定することにより、もやもや病発症可能性を判定します。


 ➢ 発症リスクを知ることで
 発症リスクを定期的に検査することで、遺伝子変異を保有するヒトが安心して 生活することができます。


➢ 予防的処置ができます
 もやもや病発症リスクが高いと判定されれ、抗血栓薬を投与するなど、 脳梗塞や、頭蓋内出血予防処置ができます。

開発段階 RT-qPCRにより発現の相対値で判定しているが、絶対値での判定について検討中
希望の連携 • 実施許諾
• オプション(非独占/独占)
• 共同研究
※本発明は京都大学から特許出願中です。
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