発明情報

水蒸気により数秒で色が変化する蛍光体

水蒸気に数秒で応答し色変化する有機-無機ハイブリッド蛍光体を開発!

背景

水蒸気で色が変わる化合物は、湿度センサーや環境モニタリングなどで需要が高まっています。代表的な化合物にコバルト塩がありますが、塩化コバルトは毒性があり使用環境が限られ、色変化の幅も狭いです。またタングステン酸塩も候補ですが、応答性や色のコントラストが低く、実用化には課題があります。

発明概要と利点

本発明者らは、有機-無機ハイブリッドの化合物の研究中に、水蒸気で色が変わる新規蛍光体を発見しました。本化合物を微粒子状にし膜を形成することで、息を吹きかけると色が変化します。粒子状態でも色は変化しますが膜の方が変化を認識しやすく、水蒸気の検出に適しています。さらに、紫外線照射で色の変化がより鮮明になります。


化合物の組成を変えることで、発光色の調整が可能(図1及び2)
100℃前後までの耐熱性
水蒸気の有無によって発光色が可逆的に変化(図3)
比較的安価な原料を用いて、簡易な工法で膜形成が可能

図1_8826.png

図2_8826.png

開発段階 ➢ 組成を変えた複数種のサンプルを作製
➢ 各サンプルの発光特性及びバンドギャップについて評価済み
➢ ラボレベルでの再現性確認済み。
希望の連携 • 特許実施許諾契約
• オプション契約
• 共同研究契約
• MTA(サンプル評価)
※京都大学より特許出願中。
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